本は人生を豊かにする
幼少期から繰り返し読んだ本、思春期を支えた本、人生の転機となった本、心に寄り添ってくれる本、新しい世界を見せてくれた本、未来に希望を与える本……。
本棚には、その人らしさ、生きてきた証が詰まっています。
どんな本を読んできたかを知ることは、その人の人生を知ること。
本を愛する著名人８人の、生きざまを映す本棚と、そこに収められた本の話。
一年３６５日、どのように禅語を活かして暮らしていくか、その手がかりをまとめました。
人との出会いはもちろん、美しいものや新たな知識など、さまざまな出会いをとおして、心は豊かになり、幸せを感じるようになります。そんな出会いを禅では「縁」といいます。
本書を手にしてくださったことは、紹介している禅語と出会うこと、縁を結ぶことです。その縁は必ず、あなたに気づきを与え、幸せに導くことでしょう。
［講師］
久住昌之（くすみ まさゆき、1958年生まれ）
日本の漫画家・作家・脚本家である。代表作『孤独のグルメ』では、主人公が日常の食事を静かに味わう様子を丁寧に描き、食文化と人間模様をユーモラスに表現した。漫画だけでなく、エッセイや映画脚本、音楽活動にも携わり、日常の小さな喜びや生活の情趣を作品に落とし込む作風で幅広い世代に親しまれている。
池澤春菜（いけざわ はるな、1970年生まれ）
日本の声優、歌手、エッセイストである。アニメやゲーム作品での声優活動を中心に、多彩なキャラクターを演じ分ける技量に定評がある。また、翻訳やエッセイ執筆も手掛け、温かみとユーモアを兼ね備えた文章で読者に親しまれる。マルチな活動を通じて、声と言葉の両面で表現の幅を広げている。
角幡唯介（かくはた ゆいすけ、1975年生まれ）
日本の冒険家・作家である。極地探検や秘境踏査を実際に体験し、その経験をもとにノンフィクションやエッセイを執筆。自然の過酷さと人間の生きる力を鮮明に描く作風が特徴で、冒険のリアルな描写を通じて読者に自然や生命の尊さを伝える。国内外で高い評価を得ている冒険文学作家である。
クリス智子（くりす ともこ）
日本のライター・編集者である。文化、アート、音楽を中心に、取材・執筆・編集活動を行い、独自の視点で作品や現場の魅力を読者に伝える。深い洞察力と読みやすさを兼ね備えた文章で、多彩な分野の情報を整理・発信し、専門知識を平易に解説するスタイルで幅広い読者層に支持されている。
鈴木敏夫（すずき としお、1948年生まれ）
日本の映画プロデューサーで、スタジオジブリの中心人物として知られる。宮崎駿や高畑勲とともに、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』など多くの名作を世に送り出し、企画力とクリエイティブの指導力に定評がある。作品の世界観を形にするプロデュース能力で日本のアニメ文化を牽引した。
金原ひとみ（きんばら ひとみ、1983年生まれ）
日本の小説家である。2003年に『蛇にピアス』でデビューし、独特の文体で現代社会の若者像や孤独、痛みを鋭く描写した。社会の周縁に生きる人物たちの心理や感情を生々しく描く作風が特徴で、若い世代を中心に高い支持を受け、文学賞の候補作にも多数名を連ねている。
牟田都子（むた みやこ）
日本の編集者・作家である。書籍や雑誌の編集に携わりつつ、自身でもエッセイや評論を執筆。文化・芸術・社会問題など幅広いテーマを扱い、読者にわかりやすく伝える編集力と文章力に定評がある。多彩な経験を生かし、企画・執筆・編集を通じて独自の視点で情報発信を行う。
京極夏彦（きょうごく なつひこ、1963年生まれ）
日本の小説家である。妖怪や怪異を題材とした「百鬼夜行シリーズ」で知られ、緻密な描写と深い心理描写を特色とする。伝奇・ホラー要素と現代社会を融合させ、独自の世界観を作り上げる作風で多くの読者を魅了している。小説だけでなく評論やエッセイでも精力的に活動する作家である。
