隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるちょっと気になるあの人だった……。
電車に乗った人数分の人生が少しずつ交差し、希望へと変わるほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
有川浩(ありかわひろ、1972年生まれ)
日本の小説家。高知県出身。2003年に『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー。その後、図書館を舞台に自衛隊員と司書たちの奮闘を描いた『図書館戦争』シリーズで大きな注目を集め、アニメ化・実写映画化もされるなど幅広い読者層を獲得した。
さらに『三匹のおっさん』『フリーター、家を買う。』『県庁おもてなし課』『空飛ぶ広報室』など、ユーモアと温かさを兼ね備えた作品を次々に発表し、テレビドラマや映画へも数多く映像化されている。
恋愛や家族愛を丁寧に描きつつ、社会問題や職業のリアルな現場を題材に取り込む点が特徴であり、エンターテインメント性とヒューマニズムを兼ね備えた作風で高い評価を受けている。筆名は女性であるが、実生活では結婚後に本名の「有川ひろ」としても活動している。






