大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦重を取り巻く 人物像が一気に分かる!
江戸後期を代表する版元の蔦屋重三郎と、同時代の狂歌・戯作・浮世絵の才人たち。総勢12人について、その活動や人となりのわかるエピソード、作品の魅力と読み解き方をわかりやすく紹介する。
天明の狂歌大流行の中心人物・大田南畝、「宝暦年中の色男」朋誠堂喜三二、『八犬伝』を執筆する前の曲亭馬琴、若かりし日の葛飾北斎、喜多川歌麿……。一人ひとりの人生をたどれば、蔦重の時代と江戸の娯楽文化のありようが見えてくる。
佐藤 至子(さとう ゆきこ、1972年生まれ)
日本の近世文学研究者で、東京大学大学院人文社会系研究科教授。近世後期から明治前期の戯作や長編合巻、山東京伝の研究を中心に、戯作の文体や表現様式、都市文化や遊女の描写を精緻に分析している。さらに、落語家三遊亭円朝の作品研究や幕末・明治期の出版統制の実態解明にも取り組む。
主な著書に『江戸の絵入小説―合巻の世界―』や『妖術使いの物語』などがあり、近世の娯楽文化や表現の価値観を現代文化との関連で考察する研究で知られる。日本文学史研究における重要な学者の一人と評価されている。
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2024/11/25
文庫 : 288ページ 日本語
ISBN:9784044008062
サイズ:10.5 x 1.3 x 15 cm






