世界で読み継がれる日本論の金字塔。はじめての完訳版
禅は悟りの修行であり、日本人の文化や生活のあらゆる領域に浸透している。悟りとは、日々の暮らしの経験に新たな意味を発見することだ――。禅を世界に知らしめた大拙が、水墨画、剣術、武士道、俳句、茶道といった日本文化の精髄を英語圏の読者に向けて平明に解き明かした代表作。
宮本武蔵、松尾芭蕉、千利休、良寛ら「禅者」たちは、自らの生をいかにして創造的な作品へと変えたのか。原著の改訂のすべてを収めたはじめての完訳版。
鈴木 大拙(すずき だいせつ、1870年~1966年)
日本の禅学者で、禅思想を西洋に紹介したことで知られる。京都帝国大学で学んだ後、禅の研究と執筆活動に専念し、英語での著作を通じて禅の哲学や実践を国際的に広めた。代表作に『禅と日本文化』などがあり、禅の思想を学問的かつ実践的に解説した。
特に禅の精神性、日常生活への応用、宗教的体験の重要性を強調し、西洋哲学や宗教との対話にも貢献した。日本文化理解の深化や国際的な思想交流に大きな影響を与え、現代禅研究の基礎を築いた学者として評価されている。
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2022/9/21
文庫 : 704ページ 日本語
ISBN:9784044006594






