鬼才・国芳が描く可笑し可愛い動物たちと、恐ろしくもキュートな妖怪たち。
名作・怪作・珍作から厳選した80作品以上をオールカラーで紹介。
[本書に登場するいきものとばけもの]
猫 犬 狸 狐 兎 羊 虎 象猿 鼠 蛇 鳥 蝙蝠 蛙 金魚蛸 亀 鯨 鵺 天狗 土蜘蛛 などなど、まさに国芳オールスターズ!
稲垣進一(いながき しんいち、1936年生まれ)
浮世絵研究家であり美術デザイナー、学者・著述家。東京出身。国際浮世絵学会の常任理事。日本大学芸術学部美術学科を卒業後、印刷会社や広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務しつつ、浮世絵—特に幕末・明治期のもの—を収集・研究するキャリアを築いた。馬頭広重美術館(那珂川町馬頭広重美術館)の館長を務め、東京工芸大学や日本大学などで講師として教鞭を執った。
著書には『図説 浮世絵入門』『江戸の遊び絵』『国芳の狂画』『江戸猫 浮世絵猫づくし』『知識ゼロからの浮世絵入門』など多数あり、浮世絵の入門書や画集として幅広い層に親しまれている。
悳俊彦(いさお としひこ、1959年生まれ)
日本の美術評論家・浮世絵研究者である。兵庫県出身。浮世絵や近代日本画を中心に研究・執筆活動を行い、展覧会の企画や監修にも携わってきた。株式会社アートシステムの代表を務め、浮世絵や美人画の収集・普及に尽力している。
著書には『現代浮世絵考』『上村松園 美人画の精華』『浮世絵師と歌舞伎』『美人画の時代』などがあり、美術専門誌への寄稿も多数。専門的な研究を一般読者にも分かりやすく紹介する姿勢が評価されている。特に美人画や歌舞伎絵に関する研究で知られ、浮世絵の美的価値を現代に伝える役割を担っている。






