青山美智子(あおやまみちこ、1970年生まれ) 日本の小説家である。愛知県出身、オーストラリア在住の経験を持つ。大学卒業後は新聞記者として活動したのち、執筆に専念し、2017年に『木洩れ日に泳ぐ魚』でデビューした。2021年刊行の『お探し物は図書室まで』が大きな話題を呼び、本屋大賞第2位に選ばれたことで広く知られるようになった。その後も『赤と青とエスキース』『月の立つ林で』『ケーキの切れない非行少年たちと生きる』などを発表し、現代人の心に寄り添う物語を紡ぎ続けている。作品は人との出会いや小さな出来事を丁寧に描き、読者に希望や癒しを与える点が特徴である。温かく透明感のある文体と、日常に潜む優しさをすくい上げる筆致で、多くの読者から支持を集めている。