最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観!
*上巻は縄文から平安時代まで。
第一章・日高見国──縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家
第二章・天孫降臨──関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊
第三章・大和時代──神武天皇と日本の統治
第四章・飛鳥時代──日本人の神髄「和」の思想の確立
第五章・白鴎時代──律令国家の誕生と国家意識の確立
第六章・奈良時代──日本の古典を成熟させた天平文化
第七章・平安時代──貴族が極めた宮廷文化の頂点
※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。
田中英道(たなか ひでみち、1942年生まれ)
日本の美術史家・歴史家。東京大学文学部仏文科、美術史学科を卒業後、同大学院で学び、ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学文学部教授として長く教鞭を執った。専門は西洋美術史で、ルネサンス美術やミケランジェロ研究において国際的に知られる一方、日本美術との比較や美術史の枠を超えた文明論的考察を展開した。
その後日本美術史や文化史、さらには日本の歴史観そのものにまで研究対象を広げ、独自の視点から発信している。特に日本の伝統文化や国体の意義を強調し、近代以降の歴史認識に対して批判的な立場をとることで注目されている。
著書には『ミケランジェロ』『日本美術全史』『日本人はなぜ世界を驚かせ続けるのか』『日本国史』『日本が世界で輝く時代』『ユダヤ人埴輪があった! 』『左翼グローバリズムとの対決』『日本国史の源流』『京都はユダヤ人秦氏がつくった』『新 日本古代史』『日米戦争最大の密約』などがあり、学術的研究に加え一般読者に向けた啓蒙書も多数執筆。美術史を基盤に歴史全般へ視野を広げ、学際的に日本文化の独自性を論じる活動を続けた。






