新生日本のために、まず日本人の特性を見つめ掘り下げた、柳田学の核心部を1冊に。
旧版に、「明治人の感想」、折口対談「日本人の神と霊魂の観念そのほか」など大幅増補した新装版。
柳田國男(やなぎた くにお、1875年‐1962年)
日本の民俗学者であり、「日本民俗学の父」と称される。兵庫県に生まれ、東京帝国大学で法学を学び官僚となったが、日本の農村社会や伝承に深い関心を抱き、各地を調査して研究を進めた。代表作『遠野物語』は、岩手県遠野に伝わる民話や伝承を記録し、日本の精神文化を掘り起こす名著として高く評価されている。
その後『海上の道』『先祖の話』などを著し、伝承・習俗・言葉を通じて日本人の生活や世界観を体系的に捉えた。柳田の研究は、民俗学を学問として確立させるとともに、日本文化を理解する基盤を築いた功績が大きい。
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2023/9/27
単行本 : 360ページ 日本語
ISBN : 9784309228990
寸法 : 19.5 x 13.5 x 3 cm






