やなせたかし物語
なんのために生まれて なにをして生きるのか
アンパンマンの作者、やなせたかし。
その人生は、明るく楽しいことばかりではありませんでした。
両親との別れ、戦争、弟の死、まんが家としてうまくいかないあせり……。
なんのために生まれて なにをして生きるのか──
それを問いつづけてきた、やなせたかしの物語。
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やなせたかし先生の事務所である、やなせスタジオが作・絵を担当。
生前に自画像がわりに描いていた「やなせうさぎ」をモチーフとし、子どもたちにも受け入れられやすい伝記絵本です。
巻末には、94年の生涯がより詳しくわかる、貴重な写真が満載の人生年表がついています。
対象年齢:4歳から
やなせたかし(本名・柳瀬嵩、1919-2013)
日本を代表する漫画家・絵本作家・詩人・作詞家である。高知県出身。戦後は漫画や詩、広告デザインなど幅広く活動し、1973年に絵本『アンパンマン』を刊行。後にテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』として大人気となり、子どもたちに勇気とやさしさを届ける国民的作品となった。代表作の主題歌「アンパンマンのマーチ」の作詞も自ら手がけ、「愛と正義」をテーマに掲げたメッセージは世代を超えて愛されている。絵本のほか、詩集やエッセイ、童話なども多数発表し、その優しい語り口と哲学的な視点で多くの読者を魅了した。晩年まで創作意欲を失わず、子どもへの深い愛情と平和への願いを作品に託し続けた。日本の児童文化に多大な功績を残した。






