希代の作家・政治家・冒険家が『PRESIDENT』誌上に遺した日本人へのメッセージ！
名言、金言、猛言……。僕はちっとも喧嘩腰じゃない！
作家・政治家として時代を牽引した石原慎太郎の言葉を精選し、その思想と生き方を凝縮した一冊。直截的で力強い言葉を通じて、自立心、挑戦、国家観、そして人間の本質に迫ってきた。
本書はその膨大な発言や著作から珠玉の言葉を拾い上げ、彼の思想を手軽に辿ることができる構成となっている。時に過激とも評される発言の背後には、現状を打破し未来を切り拓くための強靭な意志が貫かれている。
読む者は、その言葉に刺激を受け、自らの生き方や社会に対する姿勢を見つめ直す契機を得られるであろう。政治的立場を超えて、人間石原慎太郎の思想の核心に触れることができる本書は、時代を生き抜くための指針を与える言葉の宝庫である。
石原慎太郎（いしはらしんたろう、1932-2022）
日本の作家、政治家として戦後日本に強い影響を与えた人物。1956年に『太陽の季節』で芥川賞を受賞し、戦後文学に新しい風を吹き込み「太陽族」という言葉を流行させた。文学者としての活動に加え、衆議院議員や運輸大臣を歴任し、1999年から2012年まで東京都知事を務めた。
都知事としてはディーゼル車規制や新銀行東京の設立、東京オリンピック招致活動などを推進し、政治手腕と強いリーダーシップで注目を集めた。発言はしばしば過激で賛否を呼んだが、明確な理念と強固な国家観を持ち続けた点に特徴がある。
著作は小説から評論まで幅広く、『弟』『生還』『日本よ』などがあり、文化と政治の両面で存在感を示した。文芸と政治を横断し、日本人に「自分の頭で考える」姿勢を問い続けた稀有な人物である。
出版社 : プレジデント社
発売日 : 2022/11/15
単行本 : 224ページ 日本語
ISBN : 9784833452137
サイズ : 19 x 13 x 2 cm
