新たなる最高傑作、待望の文庫化!
父の死に疑問を持つ美令と父の自供に納得できない和真。
事件の蚊帳の外の二人は‶父の真実″を調べるため、捜査一課の五代の知恵を借り禁断の逢瀬を重ねる。
過去と現在、東京と愛知、健介と達郎を繋ぐものは何か。
やがて美令と和真は、ふたり愛知へ向かうが、待ち受けていた真実は――。
光と影、昼と夜。果たして彼等は手を繋いで、同じ空を飛べるのか。
東野 圭吾(ひがしの けいご、1958年生まれ)
日本を代表する推理作家。大阪府出身で、大阪府立大学工学部卒業後、会社勤務を経て執筆活動を開始し、1985年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。その後、『秘密』『白夜行』『容疑者Xの献身』など社会性と人間心理を巧みに描いた作品を次々に発表。特に探偵・ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズは映像化され広く知られる。緻密な構成と読者を引き込む巧妙なトリックで人気を博し、国内外で高い評価を受ける。エンターテインメント性と文学性を兼ね備えた作品世界で、日本ミステリー文学を牽引する存在となっている。






