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ねこのおもちゃ絵

長井 裕子

£13.00

単行本 小学館

にゃんとも楽しい猫づくし!

「おもちゃ絵」とは、幕末から明治中期にかけて作られた、子ども向きの浮世絵のことです。読み物や漫画、図鑑的な情報をはじめ、切ったり組み立てたりして遊ぶものや、双六、着せ替え人形などもあり、玩具として大きな位置を占めていました。

 

そのなかでも人気が高く、現在でもファンが多いのが猫の絵です。猫好きでも知られる奇想の浮世絵師・歌川国芳の弟子たちを中心に、数多く描かれました。宴会猫、働き猫、曲芸猫、温泉猫、勉強猫…など、擬人化された猫のオンパレード!

 

また、猫の姿を通して、当時の子どもの遊び、人気のあった職業、さらには流入してきた西洋文化によって変化しつつある風俗の様子が分かります。「ねこビル」「ねこライフ」「ねこストリート」「ねこレジャー」「ねこシアター」「ねこvsネズミ」といった章立てで、まるで猫の町を覗いているような、楽しさいっぱいのビジュアル本です。

 

猫おもちゃ絵のルーツともいえる、国芳の作品も多数収録!

 

 

長井 裕子(ながい ゆうこ)

日本の浮世絵や江戸文化、絵師・版画研究を主に手がける研究者・著述家。様々な浮世絵・版画に関するムックや図鑑を執筆し、とりわけ葛飾北斎や歌川国芳、国貞など、江戸期の絵師・戯画師の作品を視覚的かつ解説的に紹介する著作で知られる。

代表的な著書に『ねこのおもちゃ絵 国芳一門の猫絵図鑑』や『お江戸ポップカルチャー 国芳と国貞』などがあり、絵画的魅力を伝えると同時に、浮世絵が当時の庶民文化や風俗とどう関係していたかを読み解く視点が特徴。美術ファンのみならず一般読者にも親しみやすく、視覚文化への関心を喚起する活動を続けている。

 

 

出版社 ‏ : ‎ 小学館

発売日 ‏ : ‎ 2015年11月25日

文庫 ‏ : ‎ 128ページ 日本語

ISBN:9784065401880

サイズ ‏ : ‎ A5判

 

 

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長井 裕子

£13.00
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