「私は渡辺一夫のユマニスムの弟子として、小説家である自分の仕事が、言葉によって表現する者と、その受容者とを、個人の、また時代の痛苦からともに恢復させ、それぞれの魂の傷を癒すものとなることをねがっています。」
一九九四年ノーベル文学賞受賞記念講演ほか、全九篇の講演に語られた、深く暖かい思索の原点と現在。
大江健三郎 (おおえけんざぶろう 1935~2023)
日本の小説家で、戦後文学を代表する作家の一人。広島原爆や戦後日本社会の問題をテーマに、人間の存在や倫理、政治への問いを深く掘り下げた作品で知られる。『個人的な体験』で芥川賞を受賞し、以降も『万延元年のフットボール』や『燃えあがる緑の木』など多くの長編小説を発表。
1988年にはノーベル文学賞を受賞し、国際的にも高く評価された。社会的・政治的テーマを文学に取り込み、人間の内面と社会の矛盾を鋭く描く作風で、日本文学の発展に大きく寄与した。
出版社 : 岩波書店
発売日 : 1995/01/31
文庫 : 236ページ 日本語
ISBN:9784004303756
サイズ : 11 x 17.5 x 1 cm






