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おいしくて泣くとき

森沢 明夫

£8.00

文庫 角川春樹事務所 

無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。

 

店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。

 

〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。傑作長篇、待望の文庫化!

 

 

森沢明夫(もりさわあきお、1969年生まれ)

日本の小説家。千葉県出身。大学卒業後に雑誌編集者を経て執筆活動を開始。2007年に『海を抱いたビー玉』でデビューし、以来、人間の心の機微や再生をテーマにした作品を多数発表している。

代表作『虹の岬の喫茶店』は吉永小百合主演で映画化され、人生に寄り添う温かな物語として多くの読者に愛されている。また『あなたへ』『癒し屋キリコの約束』『エミリの小さな包丁』『夏美のホタル』など映像化作品も多く、その作風は「泣ける」「心が温まる」と評される。家族や友情、地域社会とのつながりを大切に描き、現代人が忘れがちな優しさや希望を提示している。

 

 

出版社 ‏ : ‎ 角川春樹事務所 

発売日 ‏ : 2022/5/13

文庫 ‏ : ‎ 424ページ  日本語

ISBN : 9784758444873

サイズ ‏ : ‎  文庫版

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森沢 明夫

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