こんなに、ほんとに読んだのね。
美味しいお茶とおやつ、かたわらには猫……今日もゆるゆるページをひらく。「読書と暮らし」のあれこれを軽やかにつづった話題のエッセイ集が待望の文庫化。新章「それからの日々」も収録した完全版！ 【巻末対談】酒井順子×小林聡美「わたしたちの、本のある日々」
小林聡美（こばやしさとみ、1965年生まれ）
日本の女優であり、エッセイスト。東京都葛飾区出身。高校在学中に映画『転校生』（1982年、大林宣彦監督）で主演デビューし、一躍注目を浴びた。その後、ドラマ『やっぱり猫が好き』での自然体かつユーモラスな演技により幅広いファンを獲得し、個性派女優としての地位を確立した。映画『かもめ食堂』（2006年）、『めがね』（2007年）などで見せた飄々とした存在感は高く評価され、北欧や沖縄を舞台にした作品群は大きな支持を得ている。
また、エッセイ執筆にも積極的で、『聡乃学習』『ワタシは最高にツイている』『散歩の日に』など、日常を軽妙に綴った著作は読者から親しまれている。俳優業にとどまらず、執筆やナレーション、舞台など多方面で活躍し、独自の感性と柔らかな人柄で長年にわたり愛され続けている。
