「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」
恩人の命令は、思いがけないものだった。
不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。
国内累計発行部数100万部を突破した東野圭吾さんのベストセラー小説『クスノキの番人』(実業之日本社文庫)のアニメーション映画化が決定!
東野圭吾原作作品<初のアニメーション映画>として2026年劇場公開予定。
東野 圭吾(ひがしの けいご、1958年生まれ)
日本を代表する推理作家。大阪府出身で、大阪府立大学工学部卒業後、会社勤務を経て執筆活動を開始し、1985年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。その後、『秘密』『白夜行』『容疑者Xの献身』など社会性と人間心理を巧みに描いた作品を次々に発表。
特に探偵・ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズは映像化され広く知られる。緻密な構成と読者を引き込む巧妙なトリックで人気を博し、国内外で高い評価を受ける。エンターテインメント性と文学性を兼ね備えた作品世界で、日本ミステリー文学を牽引する存在となっている。






