辻村 深月
£8.00
文庫 新潮社
僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。
死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。
「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて……。心揺さぶるベストセラー、待望の続編!
辻村 深月(つじむら みづき、1980年生まれ)
日本の小説家で、ミステリーから青春小説まで幅広く手がける。山梨県出身。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞しデビュー。その後、『凍りのくじら』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』などを発表し、独自の感性と巧みな構成力で注目を集めた。
2012年には『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞。繊細な心理描写と、成長や友情、社会の歪みに迫るテーマ設定が特徴で、幅広い世代から支持されている。児童文学やファンタジーにも取り組み、多彩な作風で現代文学を牽引する存在として高く評価されている。
出版社 : 新潮社
発売日 : 2022/6/27
文庫 : 416ページ 日本語
ISBN : 9784101388830
サイズ : 15 x 10.5 x 2 cm
吉田 修一
門井 慶喜
伊東 潤